New Trolls の簡単なディスコグラフィを作ってみました。とりあえず New Trolls 本体及び関連バンドの公式アルバムについて載せています。レーベル名はオリジナルのものを使用しています。(Ibis の国内盤紙ジャケCDは現在では廃盤です)
(10/02/2008 現在)
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アーティスト / アルバム・タイトル (リリース年) レーベル名. |
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New Trolls / Senza orario senza bandiera (1968) Fonit Cetra. 1967年に Rolling Stones のイタリア公演の前座で鮮烈なデビューを飾った New Trolls のファースト・アルバム。この時点でのメンバーは Vittorio De Scalzi (g), Nico Di Palo (g), Gianni Belleno (ds), Giorgio D'Adamo (b), Mauro Chiarugi (key) の5人編成となっています。同郷の Genova 派カンタウトーレ Fabrizio De Andre' と Gianpiero Reverberi の2人がプロデュースを担当し、旧AB各面の曲が切れ目無く連なっているためイタリア初のトータルアルバムといわれる作品となっています。ライブでも良く 取り上げられるオルガンによるバッキングが印象的な "Signore, io sono Irish" 収録。(国内盤紙ジャケCDあり「遙かな旅立ち」) |
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New Trolls / New Trolls (1970) Fonit Cetra. 前作から Mauro Chiarugi (key) が脱退し、4人編成となったセカンド・アルバム。とは言えシングル曲を集めたヒット曲集といった趣になっていて Mauro のキーボードがフィーチャーされた曲も多数収録されています。ライブの定番である名曲 "Una miniera", ドラマティックに盛り上がっていく "Quella musica", アート・ロック色の強い '67年のデビュー曲 "Sensazione", ゴスペル的な静かな盛り上がりを見せる '69年のサンレモ音楽祭参加曲 "Io che ho te" など後の多様な音楽性の原型が詰まっていて聴き所満載です。(国内盤紙ジャケCDあり「セカンド・アルバム」) |
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New Trolls / Concerto grosso per i New Trolls (1971) Fonit Cetra. 前作同様、Vittorio De Scalzi (g, key, fl), Nico Di Palo (g), Gianni Belleno (ds), Giorgio D'Adamo (b) の4人で制作されたサード・アルバム。4つの楽章で構成された合奏協奏曲形式の旧A面は映画 "LA VITTIMA DESIGNATA" のサウンド・トラックで、Luis Enriquez Bacarov のアレンジによる艶やかなストリングスと New Trolls によるヘビィな演奏の融合が印象的です。また日本では第3楽章の "Cadenza" はカメリアダイヤモンドのCM曲に使用され、シングルカットされたことでも話題になりました。旧B面の "Nella sala vuota" はメンバーによるヘヴィ・ロック的なインプロヴィゼーションが収録されています。なお、イタリア盤CDは "Concerto grosso n。2" との2in1仕様となっています。(国内盤紙ジャケCDあり「コンチェルト・グロッソ」) |
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New Trolls / Searching for a land (1972) Fonit Cetra. 前作から Giorgio D'Adamo (b) が脱退し、Maurizio Salvi (key), Frank Laugelli (b) の2人が加わり5人編成となった4thアルバム。LPは2枚組で1枚目がスタジオ盤で2枚目がライブ盤という構成になっていて、全て英語詞となっているた めインターナショナル指向が感じられます。スタジオ盤の方はプログレ色があったりジャズロック色があったりと多様性が際立っており、幅広い音楽性が示され ている反面、ある意味統一性には欠けています。ライブ盤の方は唸りを上げるオルガンと歪んだ音色のギターを大々的にフィーチャーしたハードロック色が強い 曲が多く、Nico Di Palo の嗜好が強く表れているようです。CDは2in1になっています。(国内盤紙ジャケCDあり「見知らぬ桃源郷の探索」) |
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New Trolls / UT (1972) Fonit Cetra. 前作同様、5人編成で制作された5thアルバム。前作発表後、方向性の違いからバンド内に亀裂が生じ、中心人物の Vittorio De Scalzi と Nico Di Palo の対立が表面化したことにより、本作ではそれまで多くの楽曲を提供していた Vittorio はギター演奏のみの参加となっています。結果的に Nico の指向するハードロック色の強いアルバムとなっていて、クラシカルなピアノやオルガンとハードなギター・サウンドの対比が印象的です。また、アルバム・ラ ストの"Chi mi puo' capire" は叙情的なメロディを高らかに歌い上げるドラマティックなバラードとなっています。なお、イタリア盤CDはジャケットの緑の部分が黒くなっています。(国 内盤紙ジャケCDあり「UT」) |
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Nico Gianni Frank Maurizio / Canti D'innocenza - Canti D'esperienza (?) (1973) Fonit Cetra. "UT" 発表後分裂した New Trolls の Vittorio De Scalzi 以外のメンバー Nico Di Palo (g), Gianni Belleno (ds), Frank Laugelli (b), Maurizio Salvi (key) の4人が連名で発表したアルバム。"UT" の延長線上にある Nico の指向が反映されたブルースやハードロック色の強い作品となっています。全編イタリア語で歌われているものの、ブリティッシュ・ハードロックからの影響が 色濃く表れているためにあまりイタリア色は強くありません。ハードなギターと唸りを上げるオルガンが印象的な "L'amico della porta accanto" など典型的なハードロック・ナンバーで Nico のハイトーン・ヴォーカルが堪能できます。国内盤紙ジャケCDあり「子供たちの唄、大人たちの唄 (クエスチョン・マーク)」) |
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New Trolls / Atomic system (1973) Magma. 前作発表後2つに分裂した New Trolls ですが、名前を引き継いだ Vittorio De Scalzi (g, key, fl) が中心となりオリジナルメンバーの Giorgio D'Adamo (b) の他、 Tullio D'Episcopo (ds), Renato Rosett (key), Giorgio Baiocco (sax), Ramasandiran Somusundaran (per), Anna (cho), Giulietta (cho) を加えた8人編成で制作された新生 New Trolls の通算6thアルバム。内容の方は Vittorio の指向が反映されたジャズとバロックの要素がふんだんに盛り込まれたダイナミックなものとなっています。New Trolls の全作品中最もシンフォニック色が強く、またジャケットを含めほのかなサイケデリック色もあります。日本盤LPとCD化されたもの全てにクラシックの名曲 「禿げ山の一夜」のロックアレンジされた曲が追加収録されています。(国内盤紙ジャケCDあり「アトミック・システム」) |
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New Trolls / Tempi dispari (1974) Magma. 前作の主要メンバー Vittorio De Scalzi (g), Giorgio D'Adamo (b), Tullio D'Episcopo (ds), Renato Rosett (key), Giorgio Baiocco (sax, fl) の5人で制作されたライブ・アルバム。旧AB面各1曲で、タイトル通り変拍子によるインプロヴィゼーションを中心としたジャズロックを演奏しています。こ れまでのどの作品とも異なり、ギター、キーボード、サックスによるソロの掛合いを聴かせるインストゥルメンタルのみの作品となっています。また、2曲目の "13/8" では "Concerto Grosso" のメインテーマが挿入されています。彼らとしてもかなりの異色作なので初心者にはお薦めできませんが、ある意味踏み絵的な作品なので他の作品を聴き込んで からチャレンジしてみてください。(国内盤紙ジャケCDあり「テンピ・ディスパリ」) |
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Ibis / Sun Supreme (1974) Polydor. 通称 "?" を発表した Nico Gianni Frank Maurizio から Gianni Belleno (ds) が抜け、元 Atomic Rooster の Rick Parnell (ds) を加えた4人編成の Ibis として発表したファースト・アルバム。大作の組曲が2曲という意欲的な構成で、全編英語で歌われていることもありイタリア色はそれほど強くないものの "?" に較べるとプログレ的要素が強く押し出されています。緩急をつけた曲展開やアコースティックなパートにおける叙情性などはイタリアン・ロックの真骨頂と いった趣があります。Nico のハードなギターと Maurizio の奏でる各種キーボードによるドラマティックな演奏が楽しめる1枚です。(国内盤紙ジャケCDあり「サン・シュプリーム」) |
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Ibis / Ibis (1975) Polydor. 前作から Maurizio Salvi (key) と Rick Panell (ds, vo) が抜け、Renzo Tortora (g, vo) と Pasquale Venditto (ds, vo) が加入して発表された Ibis の2作目にしてラスト・アルバム。前作の大作指向から一転してポップ色のある小品集になっています。前作と異なり多くの曲がイタリア語で歌われ、New Trolls の初期のようなアートロック色の強い作風に回帰しています。"Passa il tempo" などは Vittorio 側の "Atomic system" 収録曲 "Butterfly" との共通点が強く感じられ興味深いです。キーボードが大々的にフィーチャーされているにもかかわらずクレジットがないのはゲスト (Maurizio ?) が参加しているか Nico が兼任しているのでしょう。この後、Vittorio と Nico が歴史的和解をして再び New Trolls としての活動が再開されます。 (国内盤紙ジャケCDあり「イビス」) |
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New Trolls / Concerto grosso nº2 (1976) Magma. Vittorio De Scalzi と Ibis 組の Nico Di Palo が和解したために Vittorio De Scalzi (g, key, fl), Nico Di Palo (g), Gianni Belleno (ds), Giorgio D'Adamo (b) に新加入の元 Nuova Idea の Rickey Belloni (g) が加わった5人編成で制作された再編 New Trolls の通算7thアルバム。再び Luis Enriquez Bacalov と組み、"Concerto grosso" の続編として制作されましたが、前作と異なりサントラという制約から解放されたために、3つの楽章からなる "Concerto Grosso n。2" はバンド自体の演奏の比重が増えたこともあり、よりダイナミックな作風になっています。それ以外の曲は New Trolls のコーラス・ハーモニーを全面に押し出した曲が収録され、Gilbert Becaud のカバー曲 "Let it be me" も取り上げられています。なお、イタリア盤CDは "Concerto grosso" との2in1仕様となっています。 |
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New Trolls / Live N.T. (1979) Magma. 前作 "Concerto grosso n。2" の発売を記念して録音されたライブ・アルバム。音質の問題から録音から3年を経て発売されました。初期のヒット曲 "Ho venuto" で始まり、"Signore, io sono Irish" "Una Miniera" と定番曲が続いた後に、後に "Aldebaran" に収録されることになる "Suite disco" のプロトタイプが演奏されます。"Aldebaran" 収録バージョンと異なり複雑に展開するプログレ色の強い演奏を聴くことができ、またヴォーカル・パートも拡大されています。さらに "Atomic system" 収録の "Una Notte sul monte calvo" のライブ・バージョンも聴くことができます。旧B面では "Concerto grosso n。2" からの曲を中心に構成され、オーケストラ抜きのバンド演奏のみによる "Concerto Grosso 1&2" からの曲、Queen ばりのコーラスを聴かせる "Le Roi Soleil" など New Trolls のコーラス・ハーモニーを全面に押し出した曲が多く聴き所満載です。(国内盤紙ジャケCDあり「ライブ」) |
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New Trolls / Aldebaran (1978) Wea. 前作までの5人に Rickey Belloni の元同僚 Nuova Idea の Giorgio Usai (key) が加わり、New Trolls 史上最強の6人編成で制作された通算8thアルバム。時代はまさにディスコ・ブームで、New Trolls もそれまでのプログレ色を払拭し初期の歌物への回帰と Bee Gees を意識したかのような巧みなコーラスワークを中心としたディスコ・サウンドへと変貌を遂げています。シングルにもなった後のライブの定番曲 "Quella carezza della sera" や "Aldebaran"、大作の "Dancing" などポップであるけれど New Trolls らしいメロディが詰まっています。なお、日本盤CDには'79年のシングル曲 "Anche noi" "Prima del concerto" が追加収録されています。(国内盤紙ジャケCDあり「アルデバラン」) |
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New Trolls / New Trolls (1979 ) Wea. 前作同様、6人編成で制作された通算9thアルバム。前作よりも多彩な音楽性が示されており、これまでの経験をポップ・フィールドの作 品としてフィードバックしたかのような幅広い音楽的素養を感じさせる痛快な作品に仕上がっています。Bee Gees ばりのアップテンポなディスコ・サウンドを聴かせる "Fuoco"、Lucio Dalla が作詞で参加した "Domenica di Napoli"、めまぐるしく曲が展開していく "OK (Flamme sul pacifico)" など聴き応えがある曲が並んでいます。なお、日本盤CDには'80年のシングル曲 "Musica"、Claudio Baglioni のカバー曲 "Poster" が追加収録されています。(国内盤紙ジャケCDあり「ニュー・トロルス」) |
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New Trolls / FS (1981) Fonit Cetra. 前作から Giorgio D'Adamo (b) と Giorgio Usai (key) の2人が脱退し、古巣 Fonit Cetra に復帰して4人編成で制作された通算10thアルバム。Warner 時代のポップス色を排し、ドラマティックで硬派なロックを聴かせる意欲作。編成の関係から Nico Di Palo がギターではなくベースを担当しています。イタリア国有鉄道FSでの旅をテーマにしたコンセプト・アルバムになっています。なだれ込むような Gianni Belleno のドラムが印象的なオープニングの "Il treno (Tigre-E633-1979)" からドラマティックな音楽の旅が始まります。軽快なロックンロール "La signora senza anelli" やモザイクのようだと称されたコーラス・ハーモニーが聴ける "Gilda 1929" などとても完成度の高い作品に仕上がっています。(国内盤紙ジャケCDあり「FS (エッフェ・エッセ)」) |
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New Trolls / America OK (1983) Fonit Cetra. 前作同様、4人編成で制作された通算11thアルバム。今回はベースにゲストを迎え、Nico Di Palo も本来のギターに復帰しています。前作に較べると幾分ポップ色が戻っており、作詞に Mogol を迎えたことでも話題になりました。時計のSEに導かれた "10 orologi" や Journy の "Open arms" を想わせるサビが印象的な "Accendere l'anima" など佳曲が多いです。国内盤LPはジャケットが変更されリリースされました。ところで、この作品だけCD化されていないのですが、世界一許諾の取りにくい 某有名キャラクターのパロディがオリジナルデザインの裏ジャケットに描かれていることが影響しているんでしょうか?(追記:2007年に無事オリジナル・ デザインで国内盤紙ジャケCDが発売になりました「アメリカOK (魂の天使)」) |
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New Trolls / Tour (1985) Fonit Cetra. サンレモ音楽祭参加曲を含む2曲の新曲を旧AB面冒頭に配したライブ・アルバム。ベースには Beppe Quirici がゲスト参加しています。日本では後にWOWOWの Serie A 番組のテーマ曲として知られることになる'85年サンレモ音楽祭参加曲 "Faccia di cane" やそのカップリング曲 "Manchi tu" 他、ライブではオリジナル・アルバム未収シングル曲で New Trolls の魅力を凝縮したような "La' nella casa dell'angelo" や前作からの "10 orologi"、定番となっている名曲 "Una miniera" などが収録されています。収録曲数が少ないという不満はあるものの、初期の曲や Warner 時代の曲も収録されているので入門編としても楽しめます。(国内盤紙ジャケCDあり「ツアー」) |
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New Trolls / Amici (1988) Ricordi. Rickey Belloni (g) が脱退し、3人編成となり Ricordi に移籍して制作された通算12thアルバム。タイトル通りこれまで New Trolls に関わった数多くの元メンバー達に捧げられています。メンバーが最少限に減ってしまったためタイトでリズミカルな曲が大半を占めており、それまでの作品と は多少イメージが異なっています。とは言え New Trolls ならではの魅力的なメロディは健在で、タイトなロックを聴かせる "Confini sottili" や英語詞でファンキーな "On the Broadway"、ドラマティックな "Alberi" など印象的な佳曲が詰まっています。この後、Gianni Belleno が奥様の Anna Oxa のプロデュース業に専念するために脱退してしまいます。 |
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New Trolls / Quelli come noi (1992) Wea. Gianni Belleno (ds) が脱退し、Vittorio De Scalzi (g, key, fl), Nico Di Palo (g) に加え、Rickey Belloni (g), Giorgio Usai (key) が復帰し、タイトル曲では Aldo De Scalzi (key), Alfio Vitanza (ds), Flavio Piantoni (b) もゲスト参加した通算13thアルバム。そのタイトル曲 "Quell conme noi" は'92年のサンレモ音楽祭参加曲で、New Trolls ならではのコーラスを生かしたポップ色の強い佳曲です。また "Hey lassu'!" も新曲で、巧みなコーラスワークが印象的です。それ以外は旧曲のリアレンジもので、ハウス調の "Visioni" や Claudio Baglioni の"Poster" の再録などオリジナルとは異なる表情を曲に与えています。 |
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New Trolls / Il sale dei New Trolls (1996) Fonopoli. Vittorio De Scalzi (g, key, fl), Nico Di Palo (g), Alfio Vitanza (ds) のトリオ編成となった通算14thアルバム。現在のところ New Trolls 名義での最後の作品となっています。オリエンタルなアレンジが施された "Come il sole ad est" で始まり、Ivano Fossati の 曲 "La musica che gira intorno"、Anna Oxa に提供された "Tutti i brividi del mondo"、Renato Zero のカバー曲 "Il cielo"、Umberto Bindi とともに参加した '96年のサンレモ音楽祭参加曲 "Letti" など、彼らならではの巧みなコーラスワークを生かした大人のロック・アルバムになっています。この後、Nico Di Palo が交通事故で重傷を負ったためバンド活動が停止してしまいます。 |
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New Trolls / Concerto Grosso - The Seven Seasons (2007) Aereostella. La storia dei New Trolls として活動していた Vittorio 組が交通事故のあと長期リハビリを経て復帰した Nico Di Palo を迎えて復活 New Trolls として発表した New Trolls 名義としては11年振り、Concerto Grosso としては31年振りとなる15thアルバム。メンバーは Vittorio De Scalzi (vo, p, classic-g, fl), Nico Di Palo (vo, key), Alfio Vitanza (ds, vo), Andrea Maddalone (g, vo), Mauro Sposito (el-g, vo), Francesco Bellia (b, vo) の6人で、オーケストラの指揮は Stefano Cabrera と2007年4月の来日公演と同じメンバーで制作されています。今回はアルバム全編を使って14楽章からなる Concerto Grosso が繰り広げられ、よりロック色の強いダイナミックな演奏と New Trolls らしい美しいヴォーカル・ハーモニーを聴くことができます。ラストには叙情的なバラード "Dance with the rain" のイタリア語バージョン "So che ci sei" もボーナス・トラックとして収録されています。 |
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New Trolls / Concerto Grosso - Trilogy Live (2007) Aereostella. Nico Di Palo を迎えて復活 New Trolls として発表した"Concerto Grosso - The Seven Seasons" (CG3) の発売を記念して8月5日に Trieste の Piazza Unita' d"Italia で行なわれたConcerto Grosso をコンプリートで演奏したライブの模様を収録し た2CD&DVDのライブ・アルバム。来日公演でもお馴染みの Stefano Cabrera の指揮による Orchestra San Marco Pordenone との共演により、Concerto Grosso 3部作を中心にした2時間半以上のパフォーマンスのうち Concerto Grosso 3部作が余すことなく収録されています。高度な演奏技術を擁するメンバーと地元オーケストラとの息のあった演奏によりスケールの大きいクラシカル・ロック を楽しむことができます。CDとDVDでは収録曲および曲順が異なっており、DVDの方は当日の進行に従った曲順で収録され、CDはオリジナル・アルバム の構成に合わせて 曲順が入れ替えられています。 |
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